2012年10月1日月曜日

また会いたくなるところ。〜チェンマイの水瓶〜

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"また会いたくなるところ。〜チェンマイの水瓶〜"

雨期に降った雨を乾期に使うために貯水する目的で作られたダム。

Mae Ngat Dam(メー・ナン・ダム)"母なる水"を意味します。

そこそこお金のあるタイ人の隠れたの穴場スポットのようです。

鳥のさえずりや魚が群れで狩りをして水面を騒ぎ立てる音、ボートの遠いエンジン音。

心地の良い朝、わずらわしくは感じられない音たちに起こしてもらい、よく眠れたせいか軽い身体をさっとおこす。

「外の景色はどんなだろう。」

僕の幼い子供心が踊った。

ドアを開けるとともに朝もやに包まれて優しい陽射しが差してくる。


あっと驚くような激しさではなくて、徐々に見入ってしまうその美しさ。

その色や形をひとつひとつ確認していくたびに感動を覚える。

"心があるだけでほかの感覚はどこかにいってしまったような。"

あの時、時間は早く進んでいたのだろうか、ゆっくりだったのだろうか。

ツバメの群れが頭の上を飛んで行くまで、ほかのことは考えられませんでした。

急に走り回りたくなり、浮き島のあちこちからここだけの世界を見入ります。

「この景色は一生忘れたくない。」

写真に景色をおさめるとともに空の色、森の緑、魚のはねる音、その雰囲気をまとめてこ
ころにそっとしまいました。


朝食を軽く済ませるとだんだん陽射しが強くなってきます。

「You wanna try?」

あいりーんが4mある飛び込み台を指さして言います。


高所恐怖症。でも、チャレンジはしたい。

上に登ると、自分の身長も足されてさらに高く見えます。

「Are you ready? 3,2,1,,,,」

このフレーズを何回聞いただろう?

心が行くと決めても足が直前でブレーキをかけます。



ふわっと。




ジェットコースターとかに乗った時の感じ。

「飛べた!」そう思うもなかなか落ちません。



どぼーん。



自分でもものすごい水しぶきを上げて着水したことを感じます。

みるみる身体が湖の中に。浮いてくるまでにだいぶ時間がかかりました。


隣で見ていた釣り大好きおじさんが笑って迎えてくれます。

僕が落ち着いた後に、こんな衝撃の事実も教えてくれました。

「誓っていうよ、前来た時にいたオーストラリアの6歳の女の子があそこの上から何度も
何度も飛び込んだんだよ。本当さ。その子のお姉ちゃんはできなかったのに。」

僕、将来その女の子に会いたくないです。



もともと一泊だった予定。

荷物を預けているゲストハウスにもそう伝えてきましたが、

ここでの一日の経過をゆっくりと眺めたくてもう一泊することにしました。

午後はゆったりとした椅子に腰掛け、あいりーんと英語でたくさん失敗を繰り返しながら
いろんな表現をしてお互いの考えを伝えあいます。

子供だとバカにしていた僕を、少しは大人として見てくれるようになりました。


頭上を行く雲を眺めるだけが時間を知る手段でした。

あ、石だと思っていた遠くの岸にいる羊が移動するのも時間を教えてくれました。

足早に過ぎ去る雲に、ゆっくりと過ぎる綿あめみたいな雲。

たくさんの雲と出会って、別れました。


本を読むことに少し目が疲れると、大自然に目を移します。

かたちのない栄養が僕の中に蓄えられていくようです。

世界一周の魅力はたくさんあるけど、

"大自然と向き合うならこういう時間との付き合い方をしながら向き合うこと。"

僕の理想の旅のひとつの形かなと思います。


大自然に向き合う時は、大自然の時間に自分の時計を合わせてみる。

確認するのは時計をつけた腕ではなく、太陽の高さ、空の色。

違う世界の時計は持ち込まない。

同じ時間であって、違う世界を流れるものだから。

うまく時間を合わせられた時に、目の前の景色はまた変わるかもしれません。

今日も読んでいただいてありがとうございました。
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