2012年9月12日水曜日

値段交渉。

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バンビエンの最後の朝、毎日の習慣になったバゲット。

おおきくてかぶりつくのも大変なのにこれでいて120円くらい。

カリッとトーストしたパンに、ベーコンやチキン、チーズの味が口に広がって、水々しい野菜が口をさっぱりさせてくれる。

ぼくこれほんとにほんとに大好き。忘れられない味。



ラオスを抜け、タイは北部チェンマイに向かう。

安さを優先してミニバンで18時間程の長旅。

ラオスの南国境、ビエンチャンから出国し、タイ側に移動した後ほかのグループと合流。

そこで思いもよらない再会が。

以前、ラオス入りする際に出会った台湾人の女の子がいた。

僕らから400バーツ借りたベトナム人のおばさんと一緒にいた女の子アイリーン。




しかし、今回はベトナム人おばさんはいないようす。

チェンマイで英語を勉強している彼女。行き先もチェンマイといっしょ。

安いミニバンでの移動は結果的に人数がぼくら3人だけだったため、非常に快適な旅路に。

タイの都市をつなぐ道路網はとても発達していて、バンコク→チェンマイ間(800km)を8時間で走る。

道路状態も非常によく、自動車がスムーズに道路の上を滑った。

聞くとこの道路は日本の援助によって造られたもの。

道の脇に日本の国旗とタイの国旗が仲良く並ぶのが印象的だった。

実はタイの幹線道路の建設には日本の技術、お金が大きく関わってるらしい。

そしてタイを走る車のほとんどがトヨタ製であり、右ハンドルであることも。

道路がないと車は快適にすすめませんからね。

政府の開発援助で発展途上の国のインフラを整えるのを支援し、

そこからTOYOTAという自国の商品を現地で流通させて利益を得るシステム。

ひとつ世界から学んだ。

日本の下水道技術や浄化技術が世界に貢献する形で広げられる可能性を感じる。

水道水が飲める国なんて、192カ国ある中で13カ国程しかないんだから。


チェンマイのマーケット。

下調べも何もない状態でついたチェンマイ。台湾人の女の子"アイリーン"が案内してくれることに。

ちょうど日曜日だったことで、旧市街もマーケットで埋め尽くされた。

道に並ぶ露店の数もそうだけど、カオサンとはまた違う雰囲気。

きっとそれは現地のタイ人もマーケットを楽しんでいるからかな。


安くて美味しそうな露店の食べ物に鼻を利かせ、見たこともない珍しい物に心奪われ、

あちこちから聞こえる理解はできない、でもそれでいてちょっとした音楽のような言葉と生まれる音楽に耳を傾けた。

楽しそうな人たちから出る音だからこそ、音自体も楽しそうに踊る。

本物そっくりの犬の人形。

値切る。

諸江は値切りのプロ。

カンボジアで何倍もの額をふっかけてくる環境のせいか、宿代からお土産まで彼は時には鬼のように値切った。

彼を観察して横から見ていた僕が思うポイントは

・価格交渉を楽しむ。笑顔とノリが大事。

・自分の妥協できる値段よりも低く交渉をはじめる。

・元値が高いものは驚くほど値段が下がるものが多い。

・2個でいくらかも聞いてみると1個の相場が見える。

充分に値切りを終えた後に彼が財布から大きなお金を出すと、

露店の主人の顔が「まじかよ。こいつ。」みたいな顔してた。

僕はそれを横で見ていつも笑ってた。アイリーンもこの顔。


お金にストイックになることは時には大事。

世界一周するならストイックになる必要があるはずだけど、ぼくはどうも苦手。

値切ることの楽しみもそこから生まれる得した感覚も知っているけど、

お互いが笑顔で終われない買い物はしたくないから。

そのへんも諸江はうまいから尊敬できる。

相手も「やられたよ!」と言った感じの表情。

「日本で千円を高いとも思わないように使うのに、貧しく物価の安い国で百円を渋るなよ。」

そんな意見もありますが、それは僕は気にしていない。

"買い物"ってお互いが気持ちよく終わるものだと僕は思ってる。

売る側は商品を売ることで、相手に便利さ、安心さといった価値を与えることを喜ぶ。
買う側はより良くなる生活、提供してくれた気持ちに感謝する。

例え売る側がその気持ちをとうに忘れてしまっていても、

お金のことしか考えていなくても僕はその気持ちを大事にする。

僕も近い将来、何かを提供する側になるのだから。


相手の笑顔を奪うような買い物を重ねれば重ねるほど、

その判断のひとつひとつが人間性に反映されてしまう気がして、ぼくは好きになれない。

商売上手と言われる中国人が、なぜ海外で嫌われるか。

その理由もここにあるのではないかなとひとりふとおもった。









日本で買い物をするとき、店員さんの顔を意識して見て買い物してみて下さい。
日本には値切りはなくても、サービスがあります。
わかっているつもりで、わかっていなかった買い物の楽しい理由が見えてくるかもしれませんね。


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